「人の痛みは3年待てる(人の痛いのは3年でも辛抱する)」というたとえがあります。自分の痛みは少しあっただけでも煩わしいものなのに、人が痛みで苦しんでいたとしても、他人には見えない症状である痛みを理解しようとしない限り、冷酷になってしまう可能性があります。また、体の痛みは、血圧や血糖値のように、客観的に測定するような生理学的な指標がなく、痛みの強さや性質を他者と正確に共有することは難しい状況にもあります。一方で、痛みのメカニズムの解明や診断・治療方法の開発などについて、近年、目まぐるしい進展を見せています。
そのような中、私たち、看護師は何がどのくらいできるでしょうか?何をどのくらいすることが求められているのでしょうか?私達は、この疑問への答えを見つけようと、様々な取り組みを行ってまいりました。そしてこれからも取り組んでいきたいと考えています。そこで、これまでの道のりや成果をまとめることで誰かの役に立てばと思いこのサイトを立ち上げました。
まだまだ発展途上ですが、皆様と一緒に成長していければと考えています。ご覧になられて、ご感想やご意見を頂きますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
高井 ゆかり