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外来看護質指標の資料
コミュニケーション・情報収集・アセスメント
1.患者に安心感を与えるために,必要なコミュニケーション技術(傾聴や共感,問題を明確化するための質問の技術など)を用いる
コミュニケーション・情報収集・アセスメント
2.患者の状態を理解し,信頼関係を築くために,患者の訴えを傾聴する.
コミュニケーション・情報収集・アセスメント
3.患者とのコミュニケーションを通して,情報を収集する.
コミュニケーション・情報収集・アセスメント
4.初診の患者に対しては,受診の目的,既往歴(疾患や治療など),痛みの性質,痛みによる日常生活への影響,家族関係などの情報を収集する.
コミュニケーション・情報収集・アセスメント
5.痛みや疾患・治療に対する患者の期待や思いについて把握する.
コミュニケーション・情報収集・アセスメント
6.必要に応じて,患者の家族に,患者の痛みや生活の様子について尋ねる.
コミュニケーション・情報収集・アセスメント
7.痛みによる社会生活(仕事や役割,他者との関係など)への影響を把握する.
コミュニケーション・情報収集・アセスメント
8.患者の痛みや心理状態,生活への支障を明らかにするために,数字評価尺度(NRS)などの尺度を用いてアセスメントする.
生活支援
9.痛みにより日常生活に問題が生じている場合は,患者の訴えに対し共感的な姿勢を示すと共に,患者が自ら対策を見出せるように支援する.
生活支援
10.必要に応じて生活指導(運動や食事など)を行う.必要な場合は,家族へも説明する.
生活支援
11.外来受診中の患者から電話で症状や受診に関する相談があった場合は,今までの経過を踏まえてアドバイスする.また,必要に応じ医師に連絡する.
生活支援
12.痛みにより家族関係に問題が生じている場合や家族関係が痛みに影響を与えている場合は,患者とその家族が問題を見出し解決できるように支援する.
生活支援
13.痛みがあっても生活しやすい環境となるように,患者の家屋状況についてアセスメントし,患者やその家族へ助言を行う.必要に応じ介護や福祉のサービス担当者(ケアマネジャーなど)へ相談するように助言する(ベッドやシャワーチェアのレンタルや手すりの設置など).
安全管理
14.診療に必要な物品の点検及び準備,診察環境の調整を行う.
安全管理
15.外来受診時の患者の転倒(転落を含む)を予防するため,転倒リスクをアセスメントするとともに,転倒を予防するための援助を行う.
診療の補助
16.必要に応じ,診療の介助を行いながら,患者と医師の橋渡しを行う.(例:医師の説明に対する患者の理解度をアセスメントし,必要な場合には,患者に合った説明の方法を選択し補足する.患者が自分の疑問や思いを表出できるような環境づくりを行う.)
診療の補助
17.患者が神経ブロック治療を受ける場合は,安全に実施できるように,患者への説明や準備,観察(異常の早期発見など)を行う.
診療の補助
18.患者が検査や治療を受ける場合は,患者の認知機能に応じて説明を行う.(例:その都度説明する.簡単な言葉で説明する.繰り返し説明する.)
診療の補助
19.患者が新しく薬の処方を受けた場合は,服薬アドヒアランスが高まるように,効果や副作用,使用方法,注意点などをわかりやすく説明する.必要な場合は家族にも説明する.服薬継続中の患者に関しては,服薬アドヒアランスの状況について確認する.*服薬アドヒアランスとは,患者自身が疾病や治療について十分に理解し,自らが積極的に参加し,納得した上で決定された服薬行動を遂行することである.
診療の補助
20.患者の状態についての情報やアセスメントした結果を踏まえ,痛みのコントロールの方法(生活指導,薬物療法,リハビリテーションなど)を医師と話し合う.
多職種連携
21.患者に関するカンファレンスなどの話し合いの場に参加し,患者情報の共有を行うとともに,解決策や今後の方針を話しあう.
多職種連携
22.他職種専門職者と共有する必要がある情報を得た場合は,情報の共有を行う.
多職種連携
23.多職種間で患者の疼痛管理のゴールや目標を共有する.
多職種連携
24.慢性痛外来診療に関わる専門職者がスムーズに連携できるように調整役を担う.(例:専門職者間のコミュニケーションの促進や患者情報のスムーズな共有を図る.外来と病棟,地域など異なる場の専門職者が協働できるように連絡調整を行う.)
多職種連携
25.必要に応じ,地域の医療・福祉分野の専門職者などと連携し,患者やその家族が必要なサービスを受けられるように支援する.
高齢者の慢性痛診療における外来看護質指標:外来看護用
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